介護保険の要介護認定申請により訪問調査が行われ、その結果が一次判定の材料になりますので、
利用者(お年寄り)の状態を正しく伝えることが大切になってきます。
質問に対して誤った回答をしてしまうと、要介護度を実際より軽く認定されてしまう、なんてことも起こりえます。
そうならないためのポイントをご紹介します。
1.家族の立会い
利用者(お年寄り)本人だけですと、質問に正しく答えるのはむずかしいこともあります。
誰でも「人に恥ずかしいことを知られたくない」という気持ちが働きますので、日常生活の基本的な動作について、
実際は不安があるのに「できる」と答えてしまうケースが少なくありません。
一緒に暮らしている家族が立会い、実際とは異なる回答をしたときには訂正してあげましょう。
適当な方がいない場合は、利用者の状態をよく知っているホームヘルパーや民生委員に立ち会ってもらうのもよいでしょう。
2.質問事項を知っておきましょう
訪問調査員の質問を、その場ではじめて聞いたりすると、回答に迷ってしまったり、調査員を前にして緊張してしまい、
正しく答えられないことも十分考えられます。
調査の前に利用者(お年寄り)と家族で質問事項に目を通して、どのように回答するか話し合っておくとよいでしょう。
3.メモをとっておきましょう
高齢者の行動について、普段からメモをとっておくのもよいでしょう。
日時と具体的な行動をメモしておくのです。
質問の回答に役立つのはもちろん、調査員との話にも使えるので便利です。
4.利用者本人を外して
物忘れ、暴言などについて、本人を目の前にしての回答はしにくいものです。
調査員もそのことを考えて、帰る間際に確かめたりすることもありますが、
そのような配慮がない場合も本人を外した場を設け、正しく現状を伝えるようにしましょう。
介護、介護保険の情報サイトは、介護用品や介護施設、在宅介護、訪問介護、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどについて掲載します。介護の不安を解消するためにお役立てください。
介護、介護保険の情報サイトは、介護に関する情報を掲載しています。
© 2005 介護、介護保険の情報サイト all rights reserved.